子供の永久歯が足りない! 10人に1人先天性欠如

   

お子さんの歯のレントゲン検査をすると時々永久歯の本数が足りない、先天性欠如を見つけることがあります。最近ではお母様が永久歯の欠損を心配してレントゲン検査を希望されることもあります。2010年の日本小児歯科学会の調査では、10%のお子さんに1本以上の永久歯の欠損があるとのことです。  永久歯は親知らずを除いて28本(乳歯は20本)あり、胎児期から出生後9ヶ月までの間、歯胚と呼ばれる永久歯の卵が顎の骨の中で形成され、これが育って歯茎の表面に顔を出してきます。ところが歯胚がもともと作られず、永久歯がはえてこない場合があります。これが、先天性欠如です。  原因は栄養不足や退化などの説がありますが、はっきりわかっていません。ですから予防法もありません。  先天性欠如があっても乳歯が残っている期間は問題ありませんが、その乳歯は通常、虫歯などの問題がなくても20〜40才くらいで抜けてしまいます。その後放置すると、周りの歯が移動したり傾いたりして、歯並びや噛み合わせが悪くなることがあります。  先天性欠如が見つかった場合、インプラント治療をした方が良い場合もありますが、通常成長が終わるまではインプラント治療はできません。ですから長期的な計画を立てたり、長期的に様子を見て治療を考える必要があります。本当にケースバイケースですが、欠損が1〜2本で乳歯に問題がない場合は特にその乳歯も大切にし、少なくとも成長が終わるまではもたせることが得策です。


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