女性ホルモンとオーラルケア Vol.2
女性の体に現れる最初の大きな変化は思春期です。少女から大人の女性に成熟する過程で、女性ホルモンの分泌が始まります。このホルモンのひとつである「プロゲステロン」は、歯ぐきにある血管系に作用して歯石の原因となる歯肉溝滲出液の分泌を多くさせたり、毛細血管の内皮細胞を変化させ、炎症反応を増幅させる働きがあります。また「プロゲステロン」の分泌量が突然増えると、歯肉組織の知覚が敏感になり、わずかな刺激物質に対しても大きな反応を示すようになります。これが原因となって、思春期性歯肉炎を引き起こすこともありますが、自分自身の丁寧なオーラルケアと、歯医者での適切なプラークコントロールを併せて行うことで、比較的容易に回復できます。
また一方で、この時期は心身ともに敏感になりやすいもの。思春期に口臭に過敏になったり、摂食障害がみられることもあります。この時期の過度なダイエットは、中高年以降の歯の健康に影響することもあるので、親や周囲の人がメンタル面でのサポートを行うことも大切です。
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