ガムでIgA分泌が2.5倍に

   

 大阪市西区の歯医者、新町プラザ歯科の歯科医師山本です。

 最近の研究によると、ガムを咀嚼することで、安静時と比べ、唾液の分泌が促進され、口腔内のIgA分泌が約2.5倍に増加することが確認された。

 唾液は無機質、酵素、抗菌及び免疫に関する物質など、様々な要素で構成され、口腔内の自浄作用だけでなく、全身の健康にも関与している。なかでも、IgAは感染症の予防を担う重要な免疫物質だ。

 研究によると、ガムを咀嚼することで、唾液量及び時間当たりのIgA分泌率が有意に増加。効果は持続的であった。味覚刺激と咀嚼刺激が作用し唾液量が増加しIgAの分泌が促進された可能性が高いとのこと。この研究結果により、噛むことの重要性の一端が明らかになった。意識的に噛むということを取り入れていくべきだろう。



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